みなさんこんにちは!
株式会社solare、更新担当の中西です!
~「菊とひまわりが、お客様の笑顔になるまで」~
まずは、収穫のタイミング。
菊:花びらが開き始め、花の形がはっきり見え始めた頃
ひまわり:中心部(ディスク)がしっかりしていて、外側の花びらがきれいに開いた頃
が、一つの目安です。
しかし、ここで大事なのが、
**「今きれい」ではなく「お客様の手に届く頃にきれい」**であること。
市場までトラックで運ばれ、
セリや取引を経て卸・花屋さんの冷蔵庫へ。
そこから花束やアレンジメントになり、
お客様の元へ届くまでに、どうしても数日間のタイムラグが生まれます。
だから私たちは、
「今日の気温と輸送時間を考えると、このくらいの固さで切ろう」
と、毎日コンディションを見ながら判断しています👀
収穫したての花は、人間でいえば「スポーツの試合直後」のような状態。
エネルギーを使い切って、少し疲れているんです💦
そこで欠かせないのが、水揚げ(吸水作業)。
すぐに茎を斜めにカットして、新しい切り口をつくる✂️
きれいな水にしっかりつけて、花が十分に水分を吸いやすい状態にする💧
必要に応じて、専用の切り花栄養剤や殺菌剤を使う
などして、輸送に耐えられる体力をつけてもらうイメージでケアをします。
この水揚げを丁寧に行うかどうかで、
お店に並んでからの日持ち
花びらのシャキッと感
萎れやすさ
が大きく変わってきます。
ここは「プロとして一番気を遣う部分」と言っても過言ではありません🔥
水揚げを経て落ち着いたら、
次は選別(選花)と束ね作業です。
長さ(◯cm以上など)
茎の太さ
花の大きさ・咲き具合
病害虫や傷の有無
などを見ながら、一本一本チェックしていきます。
菊もひまわりも、同じ畑・ハウスから採れたものでも、一本ごとに個性があります。
その中から、「市場規格に合う花」「高品質として出せる花」を見極めるのが、私たちの目利きの仕事です👀✨
選別した花は、5本・10本など決められた本数ごとに束ねます。
花の向き
長さの揃え方
茎の重なり
を意識しながら束ねていくと、
一本一本の花が、「商品」としての顔を持ちはじめます。
ここで雑に扱ってしまうと、
茎が折れる
花びらが傷つく
見た目が不揃いで扱いにくい
といったことが起こり、
市場や花屋さんにとっても扱いにくい商品になってしまいます💦
だからこそ、スピードと丁寧さの両立が求められる、緊張感のある工程です。
束ねた花は、いよいよ箱詰めです。
ここでは、
箱のサイズ
段ボールの強度
中で花が動かないようにする工夫
などがポイントになります。
箱の中で花がガタガタ動いてしまうと、
到着したときには花びらが傷だらけ…なんてことにもなりかねません😢
そこで、
茎の太さ・長さにあわせて束の本数を調整する
クッション材や新聞紙などで隙間を埋める
詰め込みすぎず、スカスカにもならない“ちょうどいい”状態を目指す
といった細かな工夫をしています。
私たちから見れば、箱は**「花のための小さな部屋」**。
長旅でも快適に過ごしてもらえるようなつもりで、ひと箱ひと箱仕上げていきます🏠🌻
花は温度変化に敏感な生き物です。
高温が続くと、到着前に咲ききってしまう
逆に極端な低温もストレスになる
そこで、出荷の際には冷蔵車(保冷車)や市場施設の温度管理とも連携しながら、
なるべく花にとって負担が少ないように輸送します。
真夏日は、夜間や早朝の出荷に切り替える
市場の冷蔵施設に入るまでの時間をできるだけ短くする
など、スムーズなバトンパスができるようにスケジュールを組んでいきます⏰
花は、農家だけでは完結しません。
運送業者さん・市場職員さん・卸・花屋さん——
多くの人たちが関わって、ようやくお客様のもとへ届きます。
私たちが丁寧に育て、出荷した花を、
次のバトンランナーにしっかり渡すこと。
それが出荷現場の使命です🏃♂️💐
菊とひまわりを夏に向けて出荷するうえで、
避けて通れないのが高温・日差し・湿度との戦いです。
トラックの積み込みを直射日光の少ない時間に行う
圃場から作業場への移動も、できるだけ短時間で
作業場の換気・遮光ネットなどで温度を下げる
など、人にも花にも優しい環境づくりを意識しています。
また、突然の雷雨・豪雨などによる交通状況の乱れも、夏場は大きなリスクです⚡🚗
余裕を持った出荷時間を設定する
複数ルートを想定しておく
市場側とこまめに連絡を取り合う
といった対策をしながら、**「いかに予定通りに花を届けるか」**を考え続けています。
出荷してしまえば終わり…ではありません。
むしろ、出荷後の市場や花屋さんの声が、次のシーズンの栽培にとって宝物になります。
「今回のひまわり、茎がしっかりしていて活けやすかったよ」
「この菊、花持ちが良いってお客様に好評だったよ」
「もう少しだけ丈があると、アレンジに使いやすいんだよね」
そんな声を聞くたびに、
「来年はもう少し肥料のタイミングを変えてみよう」
「この品種は市場評価が高いから作付けを増やそう」
といった改善のアイデアが生まれます💡
栽培と出荷は別の仕事のように見えて、
実は一本の線でつながっています。
その線の先にいるのが、
花束を買ってくださるお客様、
贈り物を選ぶ方、
仏前に静かに手を合わせるご家族。
その方たちの表情まで想像しながら、
私たちは圃場に立ち続けています🌿
花の出荷現場からの視点でお話してきましたが、
私たちが一番嬉しいのは、
**「花ってやっぱりいいね」**という、何気ない一言です。
リビングにひまわりを一輪飾って、夏気分を楽しむ🌻
お盆に菊を手向けて、家族を想う時間を持つ🌼
誰かの誕生日に、小さな花束をそっと渡す🎁
そんな一つひとつのシーンの裏側に、
私たちの畑やハウスで揺れる花たちがいる——
そう思っていただけたら、花農家冥利に尽きます😊
半歩早い収穫タイミング⏳
水揚げ・選別・束ね・箱詰め💧📦
冷蔵車と市場施設との連携❄️
夏ならではのリスクとの戦い🌞💦
市場の声を活かした次のシーズンづくり🔁
こうした一連の流れを経て、
菊やひまわりは、あなたの暮らしの中へと旅立っていきます。
一輪の花のうしろには、
たくさんの人の手と想いがバトンのようにつながっている——。
このブログが、
あなたと花との距離を、ほんの少しでも近づけるきっかけになれば嬉しいです🌻🌼
今年の夏も、どうかそれぞれの場所で、
花と一緒に笑顔が咲きますように😊✨
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株式会社solare、更新担当の中西です!
~「土の中から、夏の笑顔を育てる」~
みなさんこんにちは😊
私たちは、夏にかけて菊とひまわりの栽培・出荷を行っている花農家です🌿
今日は、「きれいだね」と手に取ってもらえる一輪が、どんな道のりを経てあなたの元へ届いているのか——
その舞台裏を、少しだけ覗いてみていただけたら嬉しいです👀✨
夏に向けて私たちのハウスや圃場がにぎやかになってくるのが、
仏花として欠かせない菊と、ギフトや花束の主役になるひまわりです。
菊:お盆・お彼岸・法要などで欠かせない花。仏花だけでなく、切り花としても根強い人気。
ひまわり:元気なビタミンカラーで、夏の贈り物や開店祝い、イベント装飾の定番。
同じ「夏の花」でも、
求められる用途やお届けするタイミング、**お客様のイメージする“ベストな姿”**が少しずつ違うんです💡
たとえば…
菊は「日持ち」「花の締まり」「色の落ち着き」が大事。
ひまわりは「元気な大輪」「花びらの張り」「茎の強さ」がポイント。
その違いを意識しながら、品種選び・栽培管理・出荷タイミングを変えていくのが、夏前の大事な仕事なんです🌱
きれいな花を咲かせるには、
目に見える部分だけでなく、**見えない「根っこ」と「土」**の状態がすべての土台になります。
連作すると、どうしても土が疲れてきます。
そこで、
堆肥をしっかり入れて有機質を補う
pH(土の酸度)のバランスをチェック
必要に応じて石灰・肥料を調整
など、花を植える前の準備に時間をかけます⏳
花は動けないぶん、
「最初にどんな環境を用意してあげられるか」でほぼ勝負が決まります。
菊:茎がしっかり立ち、花が詰まった良い姿になるよう、肥料はやや控えめ+バランス重視。
ひまわり:大きく力強く育ってほしいので、生育初期にしっかりと栄養を効かせる。
同じ畑でも、花によって“レシピ”を変える感覚で土づくりをしています🍽️🌱
苗の時期は、花にとっていわば「幼少期」。
ここで無理をさせすぎると、後で背が伸びすぎたり、弱々しい茎になってしまいます。
水をあげすぎない
風通しを大事にする
気温が急に上がりすぎないようハウスの換気をこまめに
など、毎日顔色を確認するように苗を見て回ります。
「今日はちょっと葉の色が薄いな…」
「この列だけ伸びが早すぎるぞ?」
そんな小さな変化に気づけるかどうかで、
出荷の頃の姿がガラッと変わってしまうからです😌
菊もひまわりも、咲いてほしい日にちから逆算して栽培スケジュールを組みます。
菊:お盆・お彼岸に合わせて「その期間に一番きれいな状態」になるよう調整。
ひまわり:夏イベントやギフト需要が高まる時期に合わせて出荷。
そこで重要になるのが、
定植(植え付け)のタイミング
温度管理と日長(光の時間)のコントロール
摘心・摘芽などの作業タイミング
です。
ちょっとでもタイミングを誤ると、
お盆前に咲ききってしまう
ひまわりが欲しい週に、まだつぼみが固い
といったことも起こりえます💦
花は「あとからスケジュール変更」ができないので、
1〜2ヶ月先を常にイメージしながら、日々の作業を決めていくことが求められます。
菊は脇芽がよく出るので、
一本立ちにするのか
スプレー菊のように複数輪を咲かせるのか
など仕立て方によって作業内容が大きく変わります。
余分なつぼみを間引く
背丈を見ながら支柱やネットで倒伏を防ぐ
花の締まりをよくするための水分コントロール
など、手間はかかりますが、
お盆の時期に“ピシッ”と並ぶ菊の姿を想像しながら、一つひとつ丁寧に仕上げていきます👨🌾
ひまわりは太陽の方向を追うように伸びていく、力強い花🌞
茎を太く、まっすぐに育てる
花の向きや大きさを揃える
倒れないよう風対策をする
などを意識しながら育てていきます。
品種によっては、
小ぶりでブーケ向き
大輪でインパクト重視
花粉が少なく室内向き
など特性が違うため、お客様の用途に合わせて畑の比率も変えていきます📊
いよいよ出荷のタイミングが近づくと、
ハウスや畑は一気に慌ただしくなります。
つぼみの固さ
花びらの傷・変色
茎の長さ・太さ
葉の状態
を一本一本チェックしながら、
箱に入れられる“商品”として最終仕上げをしていきます。
ここで、
少しでも状態が悪いもの
規格に合わない長さのもの
は、出荷から外します。
もったいないと感じることもありますが、
市場や花屋さんの信頼は、一本一本の品質の積み重ね。
だからこそ、あえて厳しく“ふるいにかける”ことも、私たちの大事な役目です💪
検品を終えた菊やひまわりを、
水揚げ・束ね作業・箱詰めをして、いよいよ出荷です📦
トラックに積み込む瞬間、
いつも少しだけ胸がキュッとします。
暑い日も寒い日も、一緒に見守ってきた花たち
風で倒れそうになったときに、慌てて支えたあの日
雨続きで生育が心配だった時期
そんな日々のことを思い出しながら、
「どうか無事に届きますように」
「きれいだねって、誰かが笑ってくれますように」
そんな想いでトラックを見送ります👋🌻
お店で何気なく手に取る一輪の菊やひまわり。
そのうしろには、
土づくり
苗の管理
日々の天気との付き合い
出荷タイミングとの綱引き
といった、目に見えない数えきれない工程があります。
私たち花農家は、
「完璧な花」を作ることは難しいと分かりつつも、
毎年、毎シーズン、少しでも良い姿で送り出せるように工夫を続けています✨
このブログを読んでくださったあなたが、
次に花屋さんやスーパーで菊・ひまわりを見かけたとき、
少しだけ私たちのことを思い出してくれたら嬉しいです😊
今年の夏も、
あなたの暮らしのどこかに、
私たちの育てた一輪がそっと彩りを添えられますように――🌻🌼
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